中国の武器輸出は、常に海外の注目の的だ。中国の武器貿易リストのうち、海外メディアは特に先進的な軍用無人機を、中国の近年の国際武器市場における「キラー製品」と称している。複数の国際メディアは最近、中国の「彩虹」シリーズ無人機の輸出状況を相次いで報じており、十数カ国が同シリーズの無人機を購入しているとした。中国の無人機専門家は、「世界トップクラスの軍用無人機と比べると、中国製品はコストパフォーマンスが高いが、依然として不足を補う必要がある」と指摘した。
最も早く同無人機の輸出状況に注目したAP通信は、記事の一段落目から、十数カ国が同無人機の購入に大金を費やしていると報じた。さらに中国が先進的なレーザー誘導ミサイルを発射できる無人機を輸出すると予想した。
同記事によると、同シリーズのうち最も売れ行きが好調なのは、中距離偵察/攻撃無人機の「彩虹 3」だ。同機の巡航 偵察時間は十数時間にのぼり、ターゲット確認後、約10キロ離れた上空からミサイル攻撃を仕掛けることができる。
AP通信以外にも、デイリー テレグラフ、米軍事サイト、マレーシアの英字紙「The Star」、パキスタン紙など国際メディア60数社が、同無人機の国際市場における活躍を報じている。米国の某サイトは長編記事の中で、海外の多くのユーザーは列を作り、中国航天空気動力技術研究院から同無人機の交付を待っていると伝えた。
北京航空航天大学無人機システム研究所の王養柱副所長は、環球時報の記者に対して、「彩虹シリーズを始めとする中国の軍用無人機は、高いコストパフォーマンスを誇り、全体的な技術 戦術的指標も国際市場の主流製品に引けを取らず、販売が好調だ。しかし一部の分野における、多くの不足を補わなければならない。例えばエンジンという重要分野だ。中国の無人機のターボプロップエンジンは、推力重量比という指標で、海外の先進的な製品に大きな差をつけられている。そのため中国の無人機の積載能力と航続時間は、米国のMQ-1プレデターのような機種に及ばない。米国は無人機作戦の整った、効果的なシステムを構築している。具体的に言えば、無人機作戦システムの情報収集、情報処理、目標識別などは、中国側のシステムの先を行っている。これらのソフトは、中国が時間をかけ追い越さなければならないものだ」と指摘した。
(チャイナネット)
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