値上がりの最大原因は「アベノミクス」
日本羊毛産業協会の長沢専務理事のもとには最近、多くの電話取材が来るという。「中国人の羊肉ブームで学生服が値上がりしているという『朝日新聞』の見方には賛成できない。日本の学生服の値上がりは羊毛価格上昇のためだが、羊毛価格上昇には主に2つの原因が考えられる。第一に、羊毛市場の需要が高く、羊毛の主要生産国であるオーストラリアの羊毛価格の急上昇を招いていること。第二に、円安によって日本の羊毛輸入の負担が増大していることだ」。長沢氏によると、原料価格は一般的に、半年遅れで商品に反映されるとされる。半年前はちょうど、円が最も安かった時期に当たる。
安倍首相は就任後、日本をデフレから脱却させ、経済停滞の泥沼から抜け出させると宣言した。「アベノミクス」実施後、日本の物価は確かに上昇した。だが賃金上昇の勢いは鈍く、日本の民衆は苦しい生活を迫られている。多くの世論調査では、多くの日本の民衆が「アベノミクス」に不満を持っていることがわかっている。羊毛の値上がりに対して日本メディアが責任を問うべきなのは誰かは明らかではないだろうか。
(チャイナネット)
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