世界保健機関(WHO)がこの程発表した報告によりますと、ジカウイルスが新生児の小頭症やギラン・バレー症候群などの神経障害の病原体という点に関し、「高度な科学的コンセンサス」が得られたとし、現時点でジカウイルスとの因果関係に関する最も確定的な記述となっています。
現在、なおジカウイルスが流行している米国では、新生児の小頭症などの神経疾患が目立って増えていますが、ジカウイルスとこれらの疾病の関係について、WHOはまだそれを明確にしていません。
統計によりますと、2007年1月から今年3月にかけ、ジカウイルスは61の国と地域で感染が報告されていました。その内、仏領ポリネシアやクック諸島など4つの国と地域では、すでにジカウイルスの感染が見られなくなったとされています。
(中国国際放送局)
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