国家洪水干ばつ防止総指揮部は31日、今年の長江流域での防災作業をめぐる指揮責任者テレビ会議を開き、「ハイパーエルニーニョの影響を受け、今年、長江の中流と下流で大規模の洪水が発生する可能性が高い」という警告を発しました。
長江流域気象センター弁公室の王仁喬主任はその中で、「2014年9月から2016年5月まで、1951年来のハイパーエルニーニョ現象が発生している。長江に与える影響は1982年から1983年までと1997年から1998年までの2回のハイパーエルニーニョ現象と酷似したものとなると考えられる」と指摘しました。
今回、このエルニーニョ現象の影響を受け、関連気象部門は、4月から10月までの期間、長江流域では降水が多くなり、6月から8月までの期間、長江中流の多くの流域の降水が20%増え、一部流域の降水増加量は50%以上になるとの予測を行っています。
(中国国際放送局)
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