人口密集地域に住む一般人は生活満足度が比較的低いが、頻繁な社会活動で幸福度が増すという。最近の研究によると、友達と一緒にソーシャル的なイベントを行なうのが多すぎるため高IQの人はより孤独になりやすく生活満足度が下がっていることがわかった。英国「デイリーメール」紙の報道を引用して環球網が伝えた。
通常、人々は人との付き合いが頻繁だと感じれば感じるほど幸せだと考えている。進化心理学者の金沢哲(かなざわさとし)氏とノーマン リー氏がこのことについて疑義を呈した。彼らは、「『大草原理論』が幸福を感じる基本になっており、太古の時代に形成した社会的スキルの中心部分は今もなお人々の幸福感に大きな影響を与えている」と考えている。
「大草原理論」とは広大なアフリカのサバンナで我々の祖先は生きるために協力するほかなく、異性を求めて社交活動を行なっていたが、同時にパーソナルスペースを大事にしていたとしている。
実験では18歳から28歳までの成人を研究対象に選び、彼らに自分の生活に満足しているかどうかを評価させた。人口密度と社交頻度の2つの要素に注目すると、人口密度が高い地区の人は生活満足度は一般的に低く、社交頻度が高い人は生活満足度を引き上げていた。
しかし、この2つの要素とIQの高さには非常に大きな関係がある。高IQグループからすると、社交頻度が高いと生活満足度が低い。理由としては目まぐるしく発展する現代社会においては、人間の外向的な性質と余裕のない社会発展のニーズに衝突が生じるからである。従って高IQグループの人が社会に適応できるが、祖先の社会的なルーツを放棄している。
(人民網日本語版)
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