新華網北京3月21日 記者が17日に得た情報によると、中国科学院国家宇宙空間科学センターを筆頭とした中国宇宙空間科学中長期発展計画研究チームが『2016-2030宇宙空間科学計画研究報告書』を作成し、2030年までの中国の宇宙空間科学発展戦略目標及びロードマップを提示した。
報告書は次のように提起している。2030年までに、中国の宇宙空間科学は宇宙の形成と進化、太陽系外惑星と地球外生命の探索、太陽系の形成と進化、現行の基本物理理論を超越した新しい物理的特性、宇宙空間環境のもとでの物質的運動規律と生命活動規律などの注目度の高い科学分野で、一連の科学衛星計画と任務及び「有人宇宙飛行プロジェクト」関連科学計画を通じて、重大な科学的発展とイノベーションの突破を成し遂げ、宇宙事業と関連ハイテク技術の飛躍的な発展を推進する必要がある。
この戦略的目標を達成するため、報告書は2020年、2025年、2030年の段階的目標を掲げ、一連の宇宙空間科学計画を提起している。例えば、ブラックホール探査計画などの目標は宇宙天体の高エネルギープロセスとブラックホール物理を研究する。天体探査計画は、各種天体の内部構造と激しい活動のプロセスを把握することを趣旨とし、主要プロジェクトは中国重力波計画などになる。太陽系外惑星探査計画は、太陽系外の惑星などを探そうとし、「宇宙にもう一つの地球があるかどうか」という基本問題に初歩的に答える。火星探査計画は、グローバル・リモートセンシング、地域巡視及びサンプルリターンなどの方式で火星を探査することだ。「騰雲」計画は、宇宙空間の特殊環境にある生命活動規律などを研究することだ。「桃源」計画は地球外生命と知的生命体を探ることが目的で、普遍的な生命の起源、進化及び基本的規律などを研究することだ。
(新華社より)
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