アルゼンチンのスサナ・マルコーラ外相は18日、アルゼンチン国内のラジオ局の取材に答え、「中国漁船が沿岸警備隊に撃沈されたことが、両国関係に影響を与えないよう希望する」と述べました。これは、アルゼンチン政府によるこの事件についての初めてのコメントとなります。
マルコーラ外相は、また、「この件についての司法調査を行っている。アルゼンチンは国内法や国際法に基づき本件を処理する」と強調しました。
駐アルゼンチン中国大使館が15日に発表したところによりますと、中国の漁船「魯煙遠漁010号」は14日、アルゼンチンのチュブト州附近の南大西洋海域でアルゼンチン沿岸警備隊に撃沈されましたが、乗組員は全員救助され、無事だったということです。
漁船「魯煙遠漁010号」は、アルゼンチンの排他的経済水域外の海上で沈没したものとされ、両国間において、漁船の違法操業の有無、アルゼンチン側の取締りが過度なものでなかったかなどについて、意見の相違を残しているとのことです。
(中国国際放送局)
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