国際女性デー当日には、多くの国で祝賀イベントが行われ、現在の女性が置かれた状況を伝えるメディアもあった。
英国紙「フィナンシャル タイムズ」は同日、「最新のデータによると、中国都市部の女性の労働参加率は日本、韓国、シンガポールをはるかに上回り、消費能力はさらに『すごい』」と伝えた。中国の女性の総合的な消費能力は昨年、日本の民間消費全体の水準を上回った。三線以上の都市では、家計の主導権を握る女性が60%を超え、「消費の50‐50を実現」したといえる。
米国の検索エンジン大手グーグルは同日、「わたしはいつか」というテーマで夢を語る公益イベントを開催した。英国紙「デイリー テレグラフ」の同日付報道によると、グーグルの社員はこれまで世界の国々でさまざまな年齢層の女性337人にインタビューして、多彩で感動的なそれぞれの夢を「ワンフレーズ」の動画にまとめて公開した。「わたしはいつかローマ教皇と環境問題について語り合いたい」という女性もいれば、「ものを言えない女の子がいつか口を開いて話せるようになってほしい」という女性もいた。グーグルはユニークな方法を用い、検索エンジンのトップページに動画のリンクを張って、グーグルのマークをクリックすれば見られるようにした。
インド紙「ヒンドゥー」の同日の報道によると、16年の国際女性デーを迎えるにあたり、エア インディアは6日、毎年恒例となっている女性乗務員だけのフライトを実施し、1.45万キロメートルの距離を運航した。6日にインドのデリーを出発した航空機は、約17時間後に米国 ロサンゼルスに到着した。エア インディアによると、今回のフライトは同社の歴史を塗り替え、女性乗務員だけフライトの最長記録を更新。航空機に乗り込む乗務員だけでなく、地上勤務や管制官などもすべて女性で、女性を尊重する気持ちを表したという。
(人民網日本語版)
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