その三、世界を変えるために経済の構図を再構築
現在の為替レートで換算すると、2020年に中国のGDPは14兆ドルを超え、米国との差がさらに縮小され、米国の経済規模の約70%を占める。世界第2のGDPが10兆ドルの大台を突破した中国の経済効果は先に発展した日本、ドイツなどの国と比べて、世界経済の構図の「再構築」により深遠な影響を及ぼすと予想される。
今後5年にかけて、中国は10兆ドルを超える商品を輸入し、対外投資規模は累計5,000億ドルを超え、海外旅行の観光客数は延べ5億人を超えると推計される。これは世界により幅広い市場、より充足した資本、より豊富な商品、より貴重な契機をもたらす。
その四、全方位的で開放された新しい局面を世界に示す
今後5年間に、中国は「双方向の開放」を推進し、国内及び国際的な要素を秩序正しく流動させ、資源を効果的に配置し、市場の深層からの融合を促進する。「第13次五カ年規画」綱要草案は、「一帯一路」建設を指針とし、対外開放の内包を充実化し、対外開放の水準を向上させ、戦略的相互信頼、投資と経済貿易協力、人文交流を共同で推進し、深層から融合する互利互恵と協力の構図を形成するために努力し、対外開放の新しい局面を切り開くことを提示している。