「当時の考え方は単純だった。美味しい料理を作りたいとだけ考えていた」。開店して十数年、店の新メニューは少なく、種類も減っていた。バダさんは、自分の店は流行を追わず、昔から伝わる美味しい料理を真面目に提供しようと考えた。そしてリピーターが増えていった。たとえば看板料理の「日式とんかつ」は、見た目は簡単そうに見えるが、美味しく作るのは難しい。