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新華網北京2月26日(記者/斉中熙)中国航空工業グループ公司が自主研究開発した新世代の先端汎用・支線ターボプロップ機「運-12F」がこのほど、米国連邦航空局(FAA)が発行した型番合格証を取得した。この合格証は同航空機が「世界市場通行証」を取得したことを象徴している。
「運-12Ⅳ」と「運-12E」型航空機のFAA型番合格証取得に続き、「運-12」シリーズで3番目のFAA型番合格証を取得した機種になり、世界中で現時点で8トンクラスの23機の通勤類飛行機のうち、FAA型番合格証を取得し、市場に投入される唯一の機種でもある。
業界内関係者は次のように述べた。「運-12F」のFAA型番合格証取得は、同型番の飛行機の設計能力が最新の国際耐空性基準に到達したことを表す。中国民用航空機産業において一里塚としての意義を持つ重大な突破であり、中国民用航空機が国際市場競争に参与し、国際的な影響力を高めるために重大な意義がある。
「運-12F」航空機は、貨客輸送、海洋モニタリング、空中投下とパラシュート降下、航空撮影、地質調査、医療救護、人工降雨などの分野に幅広く応用できる。同機は最大離陸重量は8.4トン、最大積荷荷重3トン、省エネ巡航速度400キロ、燃料満タン後の最大航程距離は2,255キロ、限界高度7,000メートル。乗客定員は19人で、3つのLD3標準コンテナを積載できる。
(新華社より)
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