新華網北京2月6日 中国国務院は近頃、天津港「８.１２」瑞海公司危険物倉庫の特別重大火災爆発事故に関する調査報告を批准・返答した。国務院調査チームの調査を経て、天津港「８.１２」瑞海公司危険物倉庫火災爆発事故は一件の特別に重大な生産安全責任事故だと認定している。
２０１５年８月１２日、天津市濱海新区の天津港に位置する瑞海国際物流有限公司の危険物倉庫で火災爆発事故が発生した。その事故で１６５人が死亡し、８人が行方不明になり、７９８人が負傷した。
調査チームは調べて次のようなことを明らかにした。事故の直接的な原因は瑞海公司の危険物倉庫の荷物の降ろし地の南側にあるコンテナの中に入れられたニトロセルロースは、湿潤剤の発散で局部の乾燥を現し、高温（天気）などの要素による作用の下で、分解・放熱を加速し、その熱の積み重ねで自然発火して、近くに有るコンテナの中にあるニトロセルロースやほかの危険化学品の長時間かつ大規模の燃焼を引き起こし、荷物の降ろし地に積み上げられていた硝安などの危険な化学品を爆発させた。
調査チームは、瑞海公司は法律・法規にひどく違反した経営活動を行ったのは、事故発生をもたらす主な責任部門だと認定したと同時に、事故から関係地方政府と部門には法に則らなく、法の執行は厳格しなく、監督管理の面で行き届かないという問題が存在することを暴露したとも認定した。
公安、検察機関は４９人の企業関係者と行政監察対象に対し、法によって立件して偵察したうえで刑事的強制措置を取っている。事故原因の調査と事故責任の認定結果によって、調査チームはほかの１２３人の責任関係者に処分の意見を提出した。
また、調査チームは次のようなことを明らかにした。この事故は事故の中心エリア及び周辺の局部地域の大気や水、土壌の環境に異なる程度の汚染をもたらした。天津の渤海湾の海洋環境の質は影響を受けていない。環境汚染によって人の中毒したり死亡したりしたことはない。目下、大気環境への影響はほぼ解消され、汚染された地表水は効果的に処置されており、事故の中心エリアの土壌と地表水に対する分類処置と回復作業が行われている。事故のせいで環境や人間の健康にもたらされる中・長期的な影響に対して、関係方面は持続的な監視測定と評価を繰り広げ、防止対策を取っているという。（翻訳/謝艶）
（新華社より）
