新華網北京1月29日 日本の明仁天皇は27日、フィリピンを訪問した。訪問中に数百人の抗議者が首都マニラに集まり、第二次世界大戦中にフィリピン人女性を強制連行し、「慰安婦」を強要したことを公の場で謝罪し、賠償するように日本に求めた。
フィリピンのベニグノ・アキノ大統領は同日、大統領府マラカニアン宮殿で明仁天皇と会見した。数百人の抗議者が大統領府周辺に集まり、手に持った「日本軍国主義の台頭に反対」、「後世の人々を慰安婦にさせてはならない」、「我々を戦争に巻き込むな」と書かれたプラカードと横幅を高々と挙げた。
フィリピンの民間団体は次のように述べた。旧日本軍は第二次世界大戦中のフィリピンを占領していた時期に、約1,000人のフィリピン女性に「慰安婦」を強要した。半世紀余りが過ぎ、多くの「慰安婦」生存者はフィリピンで亡くなっている。
明仁天皇は27日、二次世界大戦中に犠牲になったフィリピン人兵士を祭ったマニラの「英雄墓地」の前で深々と拝礼した。彼は29日にマニラ南部の「日本記念庭園」を慰問し、フィリピンで亡くなった旧日本軍兵士を追悼する。
(新華社より)
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