2015年第4四半期(10-12月)は「厳冬」だったといえる。昇進や昇給は望むべくもなく、賃金が下がらなければ「御の字」だったからだ。「浙江在線」が伝えた。
全国主要32都市の平均賃金をみてみよう。平均より少なくともあわてる必要はない。平均は6070元(約9万4264円)だったが、これはあくまで平均だ。
真に比較すべきデータは細分化された各都市のデータだ。
今回のデータは、「2015年冬季中国の雇用主の需要 ホワイトカラー人材の供給報告」による。
北京、上海、広州、深センなどの地域の平均月収が他地域を大きく上回ることは想像に難くない。果たして北京は9227元(約16万4804円)で、今回も全国トップの座にどっしりと座った。
これらの都市に続く東部沿海都市(杭州、蘇州、寧波(ニンポー)、南京など)や南西地域の成都や重慶なども、全国で10位以内に入っている。
しかし……全国で最低賃金が相次ぎ引き上げ調整される中、東北3省(遼寧、吉林、黒竜江の3省)の賃金水準は依然として変わらない。悲しむべきことだ。
各都市の平均賃金の状況がどうであれ、2015年冬季に最も賃金の高かった産業と業種はそれまでと基本的に変わらず、専門的なコンサルティングサービスや金融関係などが上位に並んだ。
(人民網日本語版)
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