英メディアはこのほど、欧州諸国が研究・新技術インフラに関する投資不足によって、中国などの東洋の新興ライバル国に対して本来有しているはずの競争優位性を失っている可能性がある、と報じた。
1月4日付けの英タイム紙によると、EU加盟国における研究開発投資のGDPに占める比率がはじめて中国の同比率を下回ったことが、EU工業円卓会議の席で明らかになった。
さらにEU28ヶ国の中で、同比率の目標数値である3%を上回った国はわずか3ヶ国。世界と比較すると、中国が2%を超えているのに対し、EUの平均値は2%以下、さらにアメリカや日本、韓国との差は一段と大きいという。
研究開発投資の差はGDPの差にも表れている。同会議の予測によると2016年のGDP成長率は1.9%、中国6.8%、インド7.3%としている。
(チャイナネット)
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