ドイツの通信機関Faktor3の調査結果によると、2015年、世界のSNSで最も使用された絵文字は「泣き笑い」で、ツイッター上だけでも65億回使われた。Faktor3は、「『泣き笑い』の絵文字がSNSで頻繁に使われているということは、自由に声を出して笑いたいという、現代人の心の願いを反映している」と分析している。広州日報が報じた。
絵文字は日本の携帯電話で1998年ごろに使われ始めたと一般的に認識されている。その後、米アップル社が主体となって絵文字をユニコードへ取り込む作業を始め、絵文字が世界中で使われるようになった。現在、絵文字は、ほとんどのコンピューターシステムで互換性があり、携帯のショートメッセージやインスタントメッセージ、SNSなどでも使えるようになっている。
ドイツ通信社は3日、Faktor3の調査結果を掲載し、15年最も使用された絵文字は「泣き笑い」だったとした。その使用回数は数十億回に及び、世界中の人が一人に付き1回使用した計算になるほどだ。
「泣き笑い」の絵文字をめぐっては、オックスフォード辞典が選ぶ「15年ワード・オブ・ザ・イヤー」でも「emoji」のなかの泣き笑いの表情をあらわす「Face with Tears of Joy」 が選ばれた。その理由として、オックスフォード大学出版社は公式ブログで、「Face with Tears of Joyは、英米で毎年使われる絵文字の約20%を占めている」と説明した。
昨年ツイッター上で最も使用された絵文字トップ10は、「泣き笑いの絵文字」、「目がハートの絵文字」、「泣いている絵文字」、「微笑んでいる絵文字」、「ハートの絵文字」、「ピンクのハートの絵文字」、「星マークの絵文字」、「投げキスの絵文字」、「拍手している絵文字」、「火の絵文字」だった。
(人民網日本語版)
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