新華網北京1月4日 新華社の記事によると、多国の専門家は最近新華社記者のインタビューに応じた際、設立したばかりのASEAN共同体が中国企業の東南アジア投資に「黄金のチャンス」をもたらす見通しで、一旦ASEAN各国が貿易障壁の解消や、関税の引き下げなどの面で一層の努力を行えば、中国企業は業務開拓を加速させるだろうとの見方を示した。
泰国中華総商会の李桂雄副会長は、次のように語っている。ここ数年、ASEANと中国の貿易往来は絶えず増加し、ますます多くの中国企業がASEAN諸国へ来て投資し、工場を建てている。ASEAN共同体の設立はASEAN域内での関税や貿易障壁の除去といった面での有効な協議を促進させ、中国を含む多くの多国籍企業の生産コスト低減を支援し、得難い発展のチャンスをもたらすだろう。
インドネシア大学社会政治学部のスシロ学部長は、次のように語っている。6億人以上の人口を擁するASEANの膨大な市場は、より大きな経済的な潜在力を奮い立たせる見通しで、ASEAN各国も中国などの国の多国籍企業に安価な労働力を提供し、特にグローバル製造業の絶えまない変化に伴って、多国籍企業がASEANを投資のための新たな賑い栄えた土地とみなすようになるだろう。ASEAN共同体の設立後には、地域内の経済発展をより迅速にさせ、社会の進歩や文化交流をより着実に促進させることが見込まれる。ASEANはこのチャンスを借りて、中国との関係を固め、深めることを一層望んでいる。
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