:
梅若ソラヤ「能の魅力」文化講座が北京で行われ
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-12-19 16:08:47 | 新華網日本語 | 編集: 王珊寧

梅若ソラヤ「能の魅力」文化講座の現場

12月18日、日本の能楽師・実写映画監督の 梅若ソラヤさんは北京日本学研究センターで「能の魅力」をテーマに講座を行った。 梅若ソラヤさんは能の由来、流儀、特徴、舞台、及び梅若家の歴史について詳しく紹介した。梅若ソラヤさんの紹介によると、能には観世流、宝生流、金春流、金剛流、喜多流の5流儀があり、演目、謡の言葉、謡の節、所作、演出、装束などに違いがある。梅若家は観世流に属している。 梅若ソラヤさんは子供時代から能を勉強し、舞台で活躍してきた。

能の由来について、梅若ソラヤさんは次のように説明した。8世紀に中国から伝わった芸能で、散楽が元とされる。散楽は日本で民間に広まり、主に物まねやお笑い、曲芸が中心だった猿楽に発展した。その後、日本の古来の芸能と次第に融合し、歌舞をを主体とするように発展し、観阿弥とその息子の世阿弥によって現在の能が大成された。

梅若ソラヤさんの紹介によると、能は中国から伝わった芸能であるために、中国の話が多い。能の演目は二三五番で 、脇能(わきのう)物、修羅物、鬘(かずら)物、雑能(ぞうのう)物、切能(きりのう)物に分かれていて、神・男・女・狂・鬼とは、これらの能の主役たちの俗称だ。能の動作はとても簡単で、様式化された形で構成され、象徴的であり、かつ最小限まで簡略化されている。それは能が禅の教えにある抑制と節制の思想のもとで形づくられてきたためだ。

能は日本の古典芸能として、日本でも分からない人が多い。梅若ソラヤさんは現在能をテーマに実写映画を作っている。もっと多くの人々に能を理解してほしい、好きになってほしいというのは、梅若ソラヤさんの願望だ。(記者/薛天依)

(新華網日本語)

 当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

関連記事:

『対立から共生へ 小松昭夫の「和の文化」の 理念と実践』出版記念会が北京で開催され

第11回「中国人の日本語作文コンクール」表彰式が北京で開催

   1 2 3 4 5 6 7  

新華網日本語

梅若ソラヤ「能の魅力」文化講座が北京で行われ

新華網日本語 2015-12-19 16:08:47

梅若ソラヤ「能の魅力」文化講座の現場

12月18日、日本の能楽師・実写映画監督の 梅若ソラヤさんは北京日本学研究センターで「能の魅力」をテーマに講座を行った。 梅若ソラヤさんは能の由来、流儀、特徴、舞台、及び梅若家の歴史について詳しく紹介した。梅若ソラヤさんの紹介によると、能には観世流、宝生流、金春流、金剛流、喜多流の5流儀があり、演目、謡の言葉、謡の節、所作、演出、装束などに違いがある。梅若家は観世流に属している。 梅若ソラヤさんは子供時代から能を勉強し、舞台で活躍してきた。

能の由来について、梅若ソラヤさんは次のように説明した。8世紀に中国から伝わった芸能で、散楽が元とされる。散楽は日本で民間に広まり、主に物まねやお笑い、曲芸が中心だった猿楽に発展した。その後、日本の古来の芸能と次第に融合し、歌舞をを主体とするように発展し、観阿弥とその息子の世阿弥によって現在の能が大成された。

梅若ソラヤさんの紹介によると、能は中国から伝わった芸能であるために、中国の話が多い。能の演目は二三五番で 、脇能(わきのう)物、修羅物、鬘(かずら)物、雑能(ぞうのう)物、切能(きりのう)物に分かれていて、神・男・女・狂・鬼とは、これらの能の主役たちの俗称だ。能の動作はとても簡単で、様式化された形で構成され、象徴的であり、かつ最小限まで簡略化されている。それは能が禅の教えにある抑制と節制の思想のもとで形づくられてきたためだ。

能は日本の古典芸能として、日本でも分からない人が多い。梅若ソラヤさんは現在能をテーマに実写映画を作っている。もっと多くの人々に能を理解してほしい、好きになってほしいというのは、梅若ソラヤさんの願望だ。(記者/薛天依)

(新華網日本語)

 当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。

関連記事:

『対立から共生へ 小松昭夫の「和の文化」の 理念と実践』出版記念会が北京で開催され

第11回「中国人の日本語作文コンクール」表彰式が北京で開催

   上一页 1 2 3 4 5 6 7  

010020030360000000000000011100381349331311