12月16日、第2回世界インターネット大会が浙江省の烏鎮で開幕した。中国の習近平国家主席は開幕式に出席し、主旨演説を発表した。
【新華社北京12月18日】16日に開かれた第2回世界インターネット大会の開会式で、中国の習近平国家主席が基調演説を行い、サイバースペースの運命共同体を共同構築するという主張を明確に提起し、海外の専門家の注目と共鳴を引き起こした。
中国の主張に焦点を当てる
習主席は演説の中で、サイバースペースの挑戦に直面し、国際社会は相互尊重、相互信頼を基礎として、対話と協力を強化し、インターネットにおけるグローバルなガバナンス体制の変革を推進し、平和、安全、開放、協力のサイバースペースを共同構築し、多国間、民主的、透明なグローバル・インターネットガバナンス体制を確立すべきだと指摘する。
これに対して、米国シンクタンク・イーストウェスト・インスティテュート(EastWest Institute)のネットワーク政策の専門家、グレッグ・オースティン( Greg Austin)氏は、次のように述べている。習主席の演説は極めて重要で、その中で最も重要なポイントは、ネットワークセキュリティの面では、どの国も自分の都合だけを考えることができないということだ。習主席はサイバー外交を強化し、各国がサイバースペースでの規範を強化し、ネットワークセキュリティの面でより一層力強く協力することが必要だ。さもなければサイバースペースは安全だとは言えないだろうと呼びかけている。
全日本中国人博士協会事務局の担当者、李睿棟氏は「習主席の演説は時代の精神に完全に一致しています。社会は発展しており、ネットワークも発展し、進歩しています。」と述べた。李睿棟氏は、インターネットが盛んに発展する現代、インターネットはすでに伝統的な意味での技術者間の相互接続という目的を超え、また復数の特徴を体現し、国家主権や人民の生活の安全に関わっているとみなしている。