【新華社ワシントン12月15日】米ワシントンの華僑界は13日に公祭儀式を行い、南京大虐殺の犠牲者を追悼した。
これはワシントン地区の華僑界が南京大虐殺の犠牲者を追悼するために行った初の公祭儀式だ。主催者側の一つである米中商工業連合会(America-China Federation of Industry and Commerce)の劉偉敏会長の紹介によると、今回の公祭活動はワシントン地区の11の華人組織が共同で主催したもので、その目的は皆に歴史を銘記させ、平和を大切にさせて、虐殺事件が二度と起こらないようにするためだという。
公祭儀式では、今年86歳になる南京大虐殺の生存者、夏笠さんが講演を行い、南京大虐殺が起きた時彼はわずか8歳で、親戚の助けのもと、幸運にもようやく日本軍の狂気じみた虐殺から逃れることができたと語った。日本軍が残虐な方法で中国の同胞を殺害したと訴えると同時に、この高齢者は我々は歴史を銘記し、平和を大切にすべきだとも強調した。
2014年2月に、中国の第12期全国人民代表大会(全人代)常務委員会第7回会議にて、12月13日を南京大虐殺犠牲者の国家公祭日に設定することを決定している。
(新華網日本語)
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