【新華社ワシントン12月10日】英国のオズボーン財務相は7日、米国議会の中国の国際通貨基金(IMF)における代表権に関する立場を批判した。オズボーン財務相は、重要な大国であり、世界第二の経済体である中国はIMFでより多きな代表権を保有しなければならないと指摘した。
米国を訪問中のオズボーン財務相は同日、米国外交問題評議会(CFR)が主催したイベントで、次のように表明した。中国が多国間の世界システムに融合することは、英国の利益と完全に一致し、米国の利益とも一致する。「中国経済が発展するほど、中国がIMFでより強力な代表権を保有すること望むならば、我々は中国が相応の代表権を取得できるように協力すべきだ。」
オズボーン財務相は次のように述べた。IMFのすべての加盟国が2010年にブラジル、中国、インド、ロシアなどの新興経済体の同組織での代表性を高める改革方案に賛成し、米国政府も協議に参加したが、改革方案は米国議会の批准を得ることができず、そのために実施が先送りされた。これは「一つの悲劇だ。」
新興経済体のIMFにおける代表性を高める方案は米国の民主党の支持を得たが、共和党が多数を占める米国議会で可決されていない。
(新華網日本語)
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