【新華社ワシントン12月10日】世界銀行は8日、米連邦準備制度理事会(FRB)が近く、利上げに踏み切る可能性が高まる中で、世界貿易の伸び率が鈍化し、バルク商品価格の下落が続き、労働生産性の伸びが緩やかになり、新興市場経済の成長率が緩慢になるか、この状態が長期的に持続すると予測した研究報告書を発表した。
報告書は次のように指摘している。1980年代から90年代にかけて、新興経済体の世界経済に対する貢献度はほぼ2倍に上昇し、世界経済の成長を支える主要なエンジンになった。一方で、2010年以降、新興経済体の成長率は次第に緩慢になり、2010年の平均成長率は7.6%で、今年の成長率は4%を下回ると予測される。報告書はまた、次のような見解を示している。新興経済体は外部と内部からの試練に直面している。新興経済体の現在の全体的な状況は、1980年代及び1990年代と比べて大幅に改善されたが、その直面する試練は長期的に持続することが予想される。これは新興経済体の低成長率時代の到来を象徴すると見られる。
(新華網日本語)
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