ロシアのアナトリー・アントノフ国防次官は2日の記者会見で、「証拠が明らかにしたように、イスラム過激派組織『イスラム国(IS)』による石油密売の主な買い手はトルコだ」と非難し、「トルコに運んだ石油の一部は同国市場に販売し、一部はその他の国々へと売却している」としました。
アントノフ国防次官は「ISが毎年、石油の密売から20億ドル以上の資金を獲得している」とし、「トルコが12月3日と4日にベオグラードで開催が予定されている欧州安全保障協力機構外相会議で両国の外相による会合を行うよう求めているが、ロシアは応じるつもりでいる」と語りました。
これに対し、カタール訪問中のトルコのエルドアン大統領は「トルコ政府がイスラム過激派から石油を買い入れると、誰でも誹謗する権利はない。ロシア側の主張が立証できれば私が辞任する」と反駁し、同時にトルコとロシアの関係がさらに悪化するのは望まないと表しました。
(中国国際放送局)
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