【新華社北京11月29日】韓国企画財政部関係者が11月30日に明らかにしたところによると、韓国政府は現在、中国債券市場で人民元建ての外国為替平衡基金債券(外平債)の年内の発行を目指しており、これが中国本土で外国政府が発行する初の人民元建て国債になる見通しだという。
韓国・聯合ニュースがこの消息筋の話を引用して次のように報道している。韓国政府は中国人民銀行の承認を得て、12月中に中国本土で人民元建て国債の発行を目指すよう望んでいる。債券の発行時期と満期時期については、「韓国政府は金融市場の動向などの要素を踏まえたうえで決定する」。
今回の債券の発行規模は6000億ウォン(約5億1700万ドル)になる見込み。一部の市場アナリストは、韓国政府の今回の狙いは、人民元の準備高を増やし、韓国の外貨準備高における人民元の比重を拡大させることにあるとみなしている。韓国政府はまた、この行いが韓国企業の資金調達経路を広げる手助けができ、韓国企業が今後中国本土で人民元建て債券を発行するための道を切り開けるものと期待している。これまで在中韓国系企業は、中国香港、台湾などの債券市場を通じて、必要な人民元を調達するしかなかった。
(新華網日本語)
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