岜沙の1人の年長者が銃を肩に担ぎ、村の門前で遠来の客を歓迎している。(11月28日撮)
【新華社貴州省・従江12月2日】岜沙ミャオ族村は貴州省従江県の郊外から標高550メートルの山あいのくぼ地にあり、300余世帯が暮らし、今に至るまで銃を身につけ(岜沙では銃の所有が公安機関から特別に許可されている)、鎌で髪を剃り、古木を祀るといった古い生活習慣を維持している。岜沙の男性は頭のてっぺんで髪を結い、一年じゅう腰刀を身につけ、肩に火薬銃を担ぎ、来客の際には、全身が威風堂々とした容貌の岜沙の男性が、芦笙(芒筒ともいう、竹で作ったミャオ族の楽器) を演奏する。岜沙の娘さんは牛角杯(牛の角を模した形をしている酒器)で客に米の酒を一杯差し上げ、歓迎の意を示す。楽器を奏し歌を歌い一つの楽曲が終わると、鉄の銃を3回鳴り響かせ、天に向かって火縄銃を発射し、村の門を開いて客を村へ迎え入れる。岜沙ミャオ族村は「中国最後の射手の部落」と呼ばれている。
推薦記事: