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【新華社北京11月26日】ジュネーヴに本部を置く国連児童基金会は24日報告書を発表し、児童、特に貧困地域の子供たちが世界の気候変動における最大の被害者だと指摘した。
報告書は、次のように指摘した。世界では5 億 3000万人の児童が洪水災害のよく発生する地域に住んでおり、そのうち3億人近くが貧困国の児童にあたる。そして、旱魃地域で暮らしている児童1億6000万人のうち、5000万人にのぼる児童が貧困国で暮らしている。また、1億1500万人もの児童が台風、ハリケーン、低気圧がよく発生する地域で暮らしている。
報告書は次のように伝えている。気候変動はより多くの旱魃、洪水、高温及びその他の極端な気候をもたらすことにより、マラリア、下痢などの疾病の拡散を招き、乳幼児の早期の発育に影響を与えるだけでなく、児童にその人生に 逆転不可能な悪影響を与える可能性があることを意味している。気候変動が児童に与える影響は悪循環を形成し、小さい頃から清潔な飲用水や衛生条件に不足していた児童は、将来洪水や旱魃、暴風などの自然災害の影響により見舞われやすい。
児童基金会のエグゼクティブディレクター、アンソニー・レーク氏は、児童は「最も気候変動による責任に対処しない」が、気候変動の結果の中で暮らさねばならない。弱者グループが最も深刻な脅威に直面していると述べている。レーク氏は国際社会が気候変動により発生しうる災難の結果を回避できるよう努め、またまもなく開かれるパリ気候変動会議で正しい決定を下すべきだと呼びかけた。
(新華網日本語)
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