中国中央テレビ(CCTV)の人気グルメドキュメンタリー番組「舌で味わう中国(舌尖上的中国)」の映画版「舌で味わうお正月(舌尖上的新年)」が来年1月7日に公開されることが明らかになった。進化を続けている美食の秘密が初めて記録され、映画化される。北京青年報が報じた。
美食で記憶の中の新年に別れを
映画版では、番組で総監督を務める陳暁卿氏が芸術監督を務め、沈宏非、蔡澜、陳立任が美食顧問を担当。監督、撮影、作曲、解説など、すべてがテレビ番組と同じだ。
「昔のお正月の雰囲気」をテーマにする同ドキュメンタリー映画は、広大な中国のお正月の食べ物を通して、東洋の文化、習慣を紹介し、斬新な映像と言葉で、中国の生活史と文化を伝える。
陳氏は、「美食で記憶の中の新年に別れを告げる。私たちの記憶にある春節(旧正月)は、にぎやかで質素なものだった。でも、今はお正月らしさが薄れてきている。映画を通して、記憶の中の新年に別れを告げ、美しい花火のような、新年の美食を強調したい」と語る。
最も魅力ある新年の美食を求めて、製作グループは中国全土35カ所を訪れ、60種類以上の美食に出会った。そして、1万分以上撮影し、それを85分にまとめて、24カ所の美食43種類を紹介することとなった。そのうちの3分の2はグルメ家でも知らない可能性があるという。
陳氏は、「この映画の本当の主役は『料理』。多くの人が、『舌で味わう中国』のシーズン1とシーズン2の『美食』も美しかったけど、『舌で味わうお正月』の美食は、それを足したものよりも美しいと言っている。映画がぴったりで、映画でしか表せない美食が登場する。すべてのシーンを最新の機材で撮影し、4Kの画質で超高解像度。また、高速度撮影や顕微鏡撮影で、肉眼では見ることのできない、美食の瞬間の変化も確認することができる」と明かした。
(人民網日本語版)
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