【新華社昆明11月13日】王毅外交部長は12日、雲南省景洪で瀾滄江―メコン川対話協力第1回外相会議に出席した後、中国側の瀾滄江―メコン川の協力に対する中国側の見方を3つのキーワードを用いて中国国内外の記者に紹介した。
王毅部長は次のような見方を示した。最初のキーワードは「共通のニーズ」。発展・繁栄は我々6カ国の共通の願いとニーズだといえる。現在、メコン川流域国は積極的に工業化を推進しており、中国のインフラ建設、貧困削減・開発といった面の経験や技術と資金の優位性は、メコン川流域国に利益を得させるだろう。
第2のキーワードは「カスタマイズ」。瀾滄江―メコン川の協力は6カ国による共同検討、共同構築、共同共有のプラットフォームで、我々は6カ国の実際情況に基づいて、的確性をもって協力計画を策定する。我々の協力は3大分野をカバーしており、即ち政治・安全保障、経済と持続可能な発展、社会人文で、これらはASEAN共同体の建設のために努める方向と完全に一致し、メコン川流域国の共通のニーズに合致し、また各国の発展戦略に一致する。現段階では5つの優先的な協力の方向性があり、即ち相互接続、生産能力の協力、クロスボーダー経済協力、水資源の協力、農業及び貧困削減の協力だ。
第3のキーワードは「開放と包容」。この協力メカニズムを大メコン圏(GMS)経済協力、ASEAN・メコン川流域開発協力 構想(AMBDC)といった既存のサブ地域協力メカニズムと相互促進、相互協調させ、並行して発展させて、相互に補完していく。中国側はメコン川の他の対話パートナーと共に、経験や交流を展開し、実務的協力を研究・討議して、サブ地域の発展と繁栄を共に促進してゆきたい。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
関連記事:
外交部、習近平主席の第10回G20サミット、APEC第23回非公式首脳会議の出席について国内外メディア向けブリーフィングを開催