【新華社北京11月12日】外交部の洪磊報道官は11日は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)は敏感な問題を討論する適切な場ではないと表明した。
洪磊報道官は次ぎのように述べた。APECはアジア太平洋地域における最も重要な経済貿易協力のフォーラムで、政治や安全保障などの敏感な問題を取り上げないことは各加盟国の長年にわたる共通認識であり、APECメカニズムが存在・発展できた重要な前提条件でもある。APECは敏感な問題を討論する適切な場ではなく、敏感な問題を煽り立てるために便宜を与えるべきでもない。
「議長国であるフィリピンも、APECでは政治や安全保障などの敏感な問題を取り上げることはなく、また取り上げるべきでもないと表明したことに私たちは気づいています。」と洪磊報道官は述べている。
洪磊報道官は、各加盟国がAPECにおける経済貿易フォーラムの性質を共同で維持し、建設的な役割を多く発揮し、地域の経済発展や実務的協力に焦点を当て、良好な雰囲気をつくり出し、会議の成功を保証して、当地域の繁栄や発展、進歩のために積極的な貢献を行うことを望んでいると表明した。
(新華網日本語)
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