アリババ(阿里巴巴)系列の旅行サービスプラットフォーム・阿里旅行はこのほど、アリババ最大の株主である日本のソフトバンクとの提携を発表した。ソフトバンク傘下の旅行会社が阿里旅行に出店し、中国人観光客向けに日本の旅行商品や旅行サービスを提供するという。ソフトバンクも日本の大手法人顧客の情報を集積し、阿里旅行を通じて訪日観光客に法人顧客の店舗で使用できる割引券などの優待を提供するという。「京華時報」が伝えた。
阿里旅行は1週間前に大韓航空と店舗に関する協力合意を締結したばかりで、オランダ国王率いるビジネス団が訪中した際にはオランダ政府観光局およびKLMオランダ航空とも協力合意を締結した。これに先立ち、ユーレイルグループ、シンガポールのリゾートワールドセントーサなども阿里旅行に店舗を開設している。このほか阿里旅行とマリオットホテルグループとの深いレベルでの協力も、合意の内容が実行に移される段階に入った。
阿里旅行の李少華総裁は、「直営店舗を開設すれば、海外旅行サービス事業者が中国人観光客と直接接触する上でプラスになり、これまでのような代理店方式よりも一層消費者に近づくことができ、中国人顧客のニーズをより正確に把握する助けにもなり、中国市場での営業販売戦略を絶えず改善して最適化することにつながる」と話す。
(人民網日本語版)
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