【新華社香港11月9日】習近平中国共産党中央総書記、国家主席が7日午後、台湾方面の指導者、馬英九氏とシンガポールで面会し、両岸関係の平和的発展を一層進めることについて意見を交換した。8日に発行された香港・マカオの新聞は、明確な位置づけでこれに対し次々に報道し、また社説を発表して、両岸の指導者の歴史的面会が両岸の前代未聞の新局面を切り開き、両岸関係に新たな1ページを記し、両岸の平和的発展に揺るぎない基礎を打ち固めたとみなしている。
香港の『文匯報』は社説を発表し、中華民族の根本的利益の高さにおいて、両岸の指導者は「九二共識」と一つの中国の原則が今後の両岸関係発展の共通の政治的基盤であることを共に確認し、それにより今後の両岸発展の方向と道のために歴史の検証に耐えられる正しい選択を行い、両岸の平和的発展に揺るぎない基礎を固めたと指摘した。
香港『大公報』は社説を発表し、次のような見方を示した。歴史はこの66年の時を越えた「世紀の握手」を永遠に記憶するだろう。これは大陸と台湾の最も紛れもない抱擁であり、双方が両岸関係の未来について発したフォルテシモでもある。社説は、両岸の平和的発展を保証する前提条件は、両岸共通の政治的基盤を揺るぎないものとして堅持することで、両岸の指導者の面会はこの共通の政治的基盤の再確認だと指摘している。
『マカオ日報』は『海峡を越えた握手が不朽の偉業を成し遂げる』と題する社説を発表した。社説は次のように指摘した。両岸の指導者が面会を実現させたことは、両岸関係の発展史において一里塚的な意義をもつ重大な出来事で、両岸の交流のインタラクティブを新たな高さまで向上させ、両岸関係発展の新たな前途を切り開く見通しだ。これは「九二共識」の政治的基盤を固め、両岸関係の平和的発展を推進し、台湾海峡の平和と安定を維持し、また中華民族の偉大な復興を実現させるのに重大な意義をもつだろう。
(新華網日本語)
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