第18回中日韓工学アカデミーラウンドテーブル及び先進製造国際シンポジウムが2日、武漢で開催されました。3カ国の工学専門家30人余りが参加しました。
今回の会議は「先進的製造業」をテーマに討論が進められ、会議に参加した専門家や識者たちは、先進製造業の発展傾向、スマート製造技術の発展と応用、グリーン製造、スマート製造中の低炭素と省エネ及び排出削減、サービス化製造などの議題をめぐって、テーマ報告を行いました。
中国工程院の院士で、清華大学の柳百成教授は「中国は、すでに製造大国となり、製造業の付加価値は世界一になっている。しかし、中国の製造業は規模が大きいだけで強さがない。しかも、イノベーション力に乏しく、コア・テクノロジーが弱く、資源の浪費と環境汚染などの問題に直面している。将来先進製造業の発展で、ハイテク製造技術とデジタル化製造技術を強化しなければならない」と述べました。
ディスカッションでは、「スマート製造は手作業に取って代るか」をテーマに、専門家らの討議が行われました。
中日韓工学アカデミーラウンドテーブルは、三国の工学アカデミーが共同で設立した地域的共同プロジェクトであり、1997年大阪で第1回会議が開催されたもので、その後、毎年1回、3カ国もちまわりで開催されています。
(中国国際放送局)
関連記事: