【新華社ソウル11月3日】現地時間の11月1日午後、中国国務院の李克強総理が韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領及び日本の安倍晋三首相とソウルで第5回中日韓ビジネスサミットに共同で出席し、祝辞を述べた。
李克強総理は式辞の中で次のように表明した。これまでの16年間、中日韓内部の貿易額は年平均12 %のスピードで急速に成長し、三国はすでに互いに重要な貿易投資パートナーとなっている。中日韓の経済の持続的発展や産業構造の絶え間ない調整に伴い、経済的な相互補完性は強化するのみで弱体化することはなく、アジア地域やサブ地域ひいては世界の共同発展を力強く推進するだろう。
李克強総理は、現在世界経済の回復力は不足し、国際貿易の成長率は下落し、中日韓の経済が下押しへ向かう圧力に直面しており、未来に向けた全面的戦略パートナーシップを発展することは三国の利益に一致する。中国側は次の5つの方面で共に努力することを提案する。
1点目は相互の貿易規模と市場の開放を拡大し、物流、税関、品質検査などの分野における協力を強化し、自由で便利な貿易環境を作り出すこと。中日韓自由貿易区や地域の全面的経済パートナーシップ交渉の早期終了を目指す。
2点目は投資協力の潜在力を掘り出すこと。三国の地方政府による経済協力パートナーシップの構築を支持する。
3点目はグリーン発展の分野における協力を開拓すること。
4点目はイノベーション分野での協力の長所を育てること。中国の革新駆動型発展戦略や大衆の創業、万民の革新を韓国の「創造経済」及び日本の「科学技術立国」と結び付けさせ、共同研究や技術協力、資源開放及び情報の共有、人的交流を推進してゆく。
5点目は人文協力のレベルを高めること。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
関連記事: