10月26日までに、24の省(区、市)が2015年1-9月の経済統計を発表した。うち、15省の1-9月GDP成長率が1-6月を上回り、5省が横ばいだった。1-6月を下回ったのは、上海市、北京市、浙江省、河北省など。景気回復の要因として、不動産市場の回復、ネット消費、新興産業の急成長などを挙げる省が多い。
一連の成長安定化措置とモデル転換政策を背景に、1-9月は多くの地方で経済統計が中央政府の統計に先行して回復した。
上海証券報のおおまかな統計によると、24の省が1-9月のGDP成長率を発表したが、うち8割の省で景気回復傾向が見られた。
ただし、地方経済の両極化は明らかだ。1-9月の中西部地区の経済成長率は東部地区を大きく上回る。東部地区の工業経済は総じて低迷しているが、経済構造は一段と改善、ハイテク技術産業の占める比率が一段と上昇した。
10-12月の経済見通しについては、広東省、陝西省などが継続して回復するとの見方を明らかにしている。
(チャイナネット)
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