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【新華社杭州10月13日】電子商取引で世界最大手のアリババ(阿里巴巴)グループの模倣品に対する姿勢は、数億人の消費者の権利に直接、影響する。アリババグループ董事局の馬雲総裁は、これに対し新華社記者の取材を受けた。
アリババは模倣品を頼りに業績を伸ばし、アリババの今日の成功は模倣品の成功だという見方がある。これについて、馬雲総裁は不誠実に依存して真の成功を収めることはできないと確信していると表明した。
統計によると、模倣品1点を販売する度に、アリババは5人以上のユーザーを失っており、アリバアも模倣品の被害者だ。馬雲総裁は「中国製品に持続可能なコアコンピタンスが備わってはじめて、アリババは長期的に活力を維持できる。」と述べた。
馬雲総裁は次のような見解を述べた。現在、取り組むべきことは、一つの企業が単独で模倣品という戦争に向き合うことではなく、法律の整備、メカニズムの構築、模倣品製造業者へのコスト引き上げによって、信用を無視する業者が一歩も進めないようにし、能力のある中国の製造業者が自身のブランドを創造することだ。
馬雲総裁はまた、次のように指摘した。模倣品を根本的に排除するためには、「模倣品取締り」が必要になる。我々が現在、エネルギーを注いでいることは、環境の創造、メカニズムの創造によって、 本物を売ったときの利益が偽物を売ったときよりも多くなるようにすることだ。
馬雲総裁は「我々が今日、最も誇り高く感じることは、どれだけの商品が売れたかではなく、知的財産権保護のために取り組んできた模索と刷新だ。我々のこの方面の能力はおそらく現時点で、世界最強であり、同業者のアマゾンもアリババの知的財産権保護措置を参考にしている。アリババのこの15年間の努力と最大の配慮は、 信用体制を確立したことであり、信用はすべての礎石で、これは値段をつけられない。」と述べた。
(新華網日本語)
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