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【新華社北京9月30日】日本政府の高官は28日、安倍首相が女性の活躍を推進する「ウーマノミクス」政策を重々しく打ち出した後、日本政府は数百社の企業向けに関連する補助金を創設したことを明らかにした。しかし、昨年の政策発表以降、補助金を受領するための申請を行った企業は1社もなかった。
フランス通信社は評論で、これは安倍内閣の「ウーマノミクス」に対する大きな打撃で、日本政府は気まずい状況に直面していると指摘する。
安倍内閣は昨年6月、高らかに提唱した「ウーマノミクス」は、女性の日本企業における参与と躍進の水準を向上させ、日本の労働人口を増加させることで、経済の復興を支援することが狙いだ。
「ウーマノミクス」政策に照らして、日本政府は補助金計画を創設し、政府の設定目標に到達した企業を奨励する。これらの企業が女性管理職の割合を一定水準に引き上げ、一定の人数の女性社員が管理職に就くために研修を実施する場合は、30万円(約2,500ドル)の補助金を獲得する。
日本厚生労働省のある広報担当者は28日、政府は当時、500社の企業がこの補助金を申請し、受領する見通しを示していたが、実際は現在までに申請を行った企業は1社もないと述べた。
日本の女性を取り巻く就業環境は現在、理想的とは言えない。日本の企業文化は厳格で、勤務時間が長く、且つ女性が昇進する機会は少ない。2014年は日本の管理職及び取締役会で女性が占める割合はわずか11.3%で、外国と比べて低水準にある。また、約60%の女性が出産後は育児のために離職を選ぶ。
(新華網日本語)
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