(二)業界分布が広範囲。中国の対米投資は18の業界に及んでいる。投資残高をみると、金融、製造、採鉱、不動産の4業界への投資は479億7000万米ドルに上り、全体の8割近くに相当する。企業の設立件数をみると、製造業、卸売業、小売業が全体の62%を占めた。
(三)M&A規模が拡大。こうしたM&Aの大部分は、海外の傘下企業を通じた「再投資」のかたちで行われている。14年に中国企業が米国で93件のM&Aを実施し、総額は76億米ドルに達した。その一例は聯想控股公司によるモトローラ モビリティの買収。香港の上場子会社、聯想集団(レノボ、0992)を通じて行われた。買収額は31億2000米ドルに上る。こうした案件は、いずれも海外市場で買収資金を調達している。
(四)投資主体の多様化。各業界で中国企業の対米投資が活況を呈している。ただ、分野によって顕著な違いがある。石油 天然ガス、インフラなどの分野への投資は国有企業に集中。ほかの分野では非国有企業が主導している。
(チャイナネット)
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