【新華社北京9月17日】国務院台湾事務弁公室は16日に定例記者会見を行った。馬暁光報道官は、両岸の双方は 抗戦の歴史に対する評価の食い違いを完全に適切且つしっかりと管理・コントロールすることができ、食い違いを拡大または強化するいかなる方法もいずれもメリットがなく、賢明ではないと表明した。
ある記者は、中国国民党の連戦元主席が9月3日に北京で開催された閲兵式に参加し、台湾へ戻ってから批判を受けたが、国務院台湾事務弁公室はこれに対しどのようにお考えかと質問した。この質問に答える際、馬報道官は上述の表明を行っている。
馬報道官は次のように述べた。抗日戦争の勝利は中華民族大団結の勝利で、これは基本的で、否定できない事実だ。両岸の同胞は全民族の利益の高さから歴史の教訓を銘記し、抗戦精神と民族正気を発揚し、獲得したのが容易ではなかった両岸関係の成果を大切にするべきだ。「九二共識」を堅持し、「台湾独立」に反対するという共同の政治的基盤において、両岸関係の平和的発展を引き続き推進し、中華民族の偉大な復興に力を入れてゆく。これこそは両岸が抗戦勝利を記念する活動のテーマの中にあるべき義だといえる。
馬報道官はまた次のように述べた。確かに、両岸同胞の抗戦の歴史に対する評価には食い違いも存在するが、これは新たに生じたことではなく、今に始まったことではない。それに、ここ数年にわたる両岸関係の平和的発展に伴って、これらの食い違いが縮まり、相互の入り混じりが広まりつつあることは、誰もが否定できない。両岸の双方は 抗戦の歴史に対する評価の食い違いを完全に適切且つしっかりと管理・コントロールすることができるので、特に両岸関係の平和的発展のプロセスや雰囲気に対し、不必要な影響をもたらせるべきではない。
(新華網日本語)
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