【新華社アンカラ9月8日】2日間の日程の20カ国財務相・中央銀行総裁会議が5日、アンカラで閉幕した。会期中に、20カ国財務相と中央銀行総裁が世界経済の情勢について協議し、成長に向けた戦略を共に策定し、出席した高官と専門家も中国経済に対する十分な自信を示した。
トルコのユルマズ副首相は同日、会議後の新聞発表会で、各国の財務相と中央銀行総裁は中国の経済状況に十分に注目し、中国経済が現在、直面する問題についても討論を行い、中国経済の7%前後の成長率維持について自信を抱いていると述べた。
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、メディアに次のように説明した。グローバル経済は現在、新しい不確定性に直面しており、金融市場が変動し、中国の経済成長も転換期を迎えており、「上下に揺れる」ことがあっても、不思議ではない。世界経済が直面する主な試練は、経済成長の力不足と不均衡と言える。
主要20カ国サミット知能顧問団の専門家は、中国の経済問題について言及した際に、中国経済は現在、調整段階にあり、今後にかけて依然として成長への大きな潜在力を秘めているとの見解を示した。
カナダのシンクタンク国際ガバナンス・イノベーション・センターの世界経済プロジェクト責任者、ドメニコ・ ロンバルディ氏は記者に次のように説明した。金融危機の後、中国は世界経済の成長をけん引してきた。中国の株式市場はここ最近、変動しているが、「私は株式市場の下落が中国の経済成長の著しい低下に転化されることを示すいかなる根拠もないと考える。」
韓国国際経済政策研究院の高級研究員の康有徳博士は、記者の取材を受けた際に、中国の株式市場が下落する現状は正常であり、それまでに急成長し過ぎたことがその原因だが、中国市場は資本化が不十分で、株式市場が中国経済に及ぼす影響力は依然として限定的だと説明した。
オーストラリアの経済学者、スーザン・ハリスリレア氏は、中国経済は高度成長を長期的に維持したことで注目を集め、「世界の経済成長の牽引役として、中国の減速は自然と人々の関心を引いている。中国はこれらのすべてに慣れ、措置を講じて経済で直面する問題を解決する必要がある。」との見方を示した。
(新華網日本語)
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