ドイツは4日、ハンガリーに滞在していたシリアなどの国からの難民受け入れを臨時的に決定し、5日と6日の2日間で約2万人にのぼる難民がドイツに入りました。
ドイツ政府は7日午前、難民に対応する総括的措置の原則として、難民の認定審査や一時的な待機所、あるいは送還の手続きを速めるとともに、統一した難民関連の法律を制定し、各国が難民受け入れの責任を分担することを挙げました。 ドイツのメルケル首相は7日午前の記者会見で、「ドイツは息が詰まるほどの忙しい週末を過ごした。今、経験していることはわが国を変えるだろう。課題に向き合うには政府と民間の力を合わせなければならず、欧州連合も更に結束する必要がある」と強調しました。
ガブリエル副首相は「今回の難民流入への応対は統一以降、ドイツが直面する最も大きな課題となる」と指摘し、「これまでと違い、ドイツやスウェーデンなど限られた国だけが対応するのではなく、欧州全体が考える難民政策が必要だ」と述べました。
(中国国際放送局)
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