【新華社東京8月29日】日本の民衆12万人が30日午後、東京の国会議事堂前で安保法案に反対する抗議集会を行い、「安倍政権退陣」「安保法案を廃棄せよ」などのスローガンが国会議事堂の上空に響きわたった。
これは最近日本で行われた最大規模で、最多人数の一度の安全保障関連法案に反対する抗議集会だ。主催者側の統計によると、計12万人が抗議集会に参加したという。
デモ隊の参加者たちは手に各種のスローガンを持ち、「ファシズムは許せない」「安保法案を撤回せよ」などのスローガンを繰り返し叫んでいた。
日本・民主党の岡田克也代表や共産党の志位和夫委員長、社民党の吉田忠智党首、「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎共同代表が、それぞれ集会現場で演説を行った。4名の野党代表は安保法案に対して再び批判し、一致団結して安倍政権を覆し、安保法案を撤回するよう呼びかけた。
日本のお母さんたちから成る「ママの会」の代表、池田涼子さんは集会で発言し、自身が安倍政権にママたちの2万通近い意見書を提出した際冷遇された経験を結びつけて、「安倍政権は民意に耳を傾ける窓口がない」と指摘した。池田さんは、「子供達は殺すために産まれてきたのではない」「ママたちはもう黙っていられない」との見方を示した。
日本・千葉県から来たデモ隊の参加者である布施さんは、安倍政権はここ数年の日本で最悪の政権で、「安倍首相は国民の声に耳を傾けず我意を押し通すので、必ず安倍首相を退陣させなければなりません。」と語った。
主催者によると、当日大阪、名古屋、沖縄、広島といった日本各地の計300箇所余りで安保法案に反対する抗議集会が行われたとのことだ。
(新華網日本語)
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