【新華社北京8月18日】17日、中国サッカー協会の国家体育総局からの正式な独立といった中国サッカーの体制改革措置に関するニュースが、社会で熱い議論を引き起こしている。ベテランのスポーツ関係者である魏紀中氏らは、この改革は中国のサッカー事業発展の巨大なバイタリティーを奮い立たせるだろうが、改革は決して一挙に成し遂げられるものではないと考えている。
80歳に近い年齢の中国スポーツ界の元老で、国際バレーボール連盟(FIVB)の魏紀中終身名誉主席は記者の特別取材に応じた際、次のようにみなしていた。中国サッカー協会の国家体育総局からの独立は、歴史的に必然的な傾向だ。長期的に見れば、サッカー協会だけでなく、他のいくつかの協会も総局から独立するべきだ。現在我々の各スポーツ協会は実際は事業団体で、今回サッカー協会の総局からの独立は、国家の事業団体の分類改革に関する政策に合致している。
広東粤超体育発展股份有限公司の董事長(理事長)で、広東省フットサル協会会長の劉孝五氏は、次のようにみなしている。広東省フットサル協会は設立からもうすぐ三年を迎え、その運営は完全に自主的に行われ、広東省のフットサル全般を十分盛んにさせている。この協会の専任者はわずか数名にすぎない。中国サッカー協会の改革を完備させることができれば、中国のサッカー事業におけるバイタリティーへの奮い立ちの役割は想像を超えるものとなることが予測できる
ベテランのスポーツマーケティングの専門家で、北京オリンピッククラブの王奇総経理は、次のようにみなしている。今回のサッカー協会の改革はこの業界の生産性を極めて強く奮い立たせた。このような改革は必ず指導者を正しく選び、正しい道を進み、同時に揺るぎなく進んでゆかねばならない。改革後一夜にして「共産主義」に到達したなどと幻想を抱いてはならず、着実に推進してゆかねばならない。
(新華網日本語)
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