日本軍華中派遣憲兵隊『南京憲兵隊管轄区治安回復状況に関する調査報告(通牒)』
(1938年2月19日)(吉林省公文書館)
【新華社北京8月19日】この公文書は昭和13年(1938年)2月19日に日本軍華中派遣憲兵隊の大木繁司令官が出した『南京憲兵隊管轄区治安回復状況に関する調査報告(通牒)』で、同年2月1日から10日まで、南京および周辺地区の各市と県にある軍隊の「慰安施設」の状況がまとめてある。南京、下関、句容、鎮江、金壇、常州、丹陽、蕪湖、寧国などで、各地の日本軍の数、「慰安婦」の数、「慰安婦」1人が分担される兵士の人数、「慰安婦」の構成、10日間「慰安所」を利用する兵士の数などの状況が含まれている。日本軍は侵略軍部隊に一定の割合で「慰安婦」を分配していた。当時、南京には日本軍2万5000人、「慰安婦」は141人、「慰安婦」1人に分担された兵士の数は178人。