【新華社北京8月14日】スペインEFE通信の8月12日付の記事によると、国際通貨基金(IMF)は同日、中国の人民元互換体制改革の決定は、市場の開放と自由化に向けた「良好な一歩」だと評価した。
IMFはある公告で「中国人民銀行が『市場は人民元為替レートの決定でより重要な役割を担うべきだ』と宣言しているからには、IMFは中国人民銀行(中央銀行)が新しい人民元互換体制を発表したことを祝福すると同時に、それを『良好な一歩』と受け止めている。」と表明した。
国際通貨基金は、中国政府は経済において市場が決定的な作用を発揮するように努力しつつあり、よりフレキシブルな為替レートは今後、この政策の実施にプラスとなり、中国がグローバル金融市場に早急に溶け込むために有利にもなると認識している。
FMIは「我々は中国は2~3年で、効果的かつ変動型の互換体制を確立できると考えている」という見解を示している。
中国中央銀行の報道官は先ごろ、人民元は実際に有効為替レートで世界のどの種類の通貨よりも実力が高く、市場予測とある程度、誤差が生じていると説明した。アナリストは、中央銀行の最新改革措置は、人民元の対米ドル基準値(中間値)の市場化レベルと基準性を高めるために有益であると同時に、人民元の自由両替の条件を整えることができると分析している。
(新華網日本語)
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