写真はブリーフィングの現場。(新華社記者陳曄華 7月23日撮 )
【新華社北京7月24日】今年は『ポツダム宣言』発表70周年に当たる。23日午後、中国の国務院新聞弁公室はプレス・ブリーフィングを開き、『ポツダム宣言』の背景、内容、意義などの面における状況を紹介し、また記者の質問に答えた。
1945年7月26日、中国、アメリカ、イギリス三カ国は中米英三カ国による『日本への降伏要求の最終宣言(Proclamation Defining Terms for Japanese Surrender)』を発表し、日本の無条件降伏を促した。戦後の国際秩序を定めた一部の重要な公文書が誕生した。
中国社会科学院・国際法研究所の趙建文研究員は次のように表明した。『ポツダム宣言』は戦後国際秩序の樹立のために法的な土台を築き、日本などの敗戦国に対する処理決定を明確に打ち出し、日本の戦争権を制限し且つ如何に戦犯を取り扱うなどの問題において、中日両国関係の基礎を築き、アジアひいては世界の平和を擁護することに対して、重要な意義を備えている。
日本政府が新安保法案を強引に推し進め、『ポツダム宣言』の関連制限を突破しようと企むなどという記者が提出した問題に対し、中国社会科学院・日本研究所の呂耀東研究員は、次のように述べた。軍国主義を永遠に取り締まり、平和を 崇める政府を設立することは、『ポツダム宣言』の重要な内容の一つであり、日本の現行平和憲法に実行されている。『ポツダム宣言』は世界反ファシズム戦争の重要な勝利成果として、中国人民を含める世界各国人民が生命と鮮血を代償にして替えたものだ。『ポツダム宣言』を堅守するのは全ての反ファシズム闘争のために貢献を果たした人々への尊重と記念であり、さらに歴史が平和を擁護する人々に任せた責任と使命である。
(新華網日本語)
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