【新華社北京7月23日】科技日報の報道によると、有名な天文物理学者のスティーブン・ホーキング氏がこのほど、人類史上、最大規模の宇宙の知的生命体探索計画が2016年に始動すると宣言した。「ブレークスルー・リッスン」と題されたこのプロジェクトは1億ドルを投じ、10年をかけて天体望遠鏡で宇宙をスキャンする方法で探索を行なう。これによって、ホーキング氏はその問いの答えを探すという誓いを立てている。
1977年に打ち上げられた無人宇宙探査機「ボイジャー2号」が2010年4月22日、太陽系の果てに到着したとき、奇怪な信号が送られてきたが、現在も尚、解読できていない。ドイツのあるUFO専門家はこの事実をふまえて、宇宙船が宇宙人にハイジャックされ、プログラムが編成し直されたと断言した。米国航空宇宙局(NASA)のエンジニアは宇宙船のストレージシステムが故障した可能性があると指摘した。
果壳網が制作する「科学人之夜」の主筆、虞駿氏は宇宙船を利用して宇宙人を探すのは、果てしない海に漂流ビンを流すのと同じことだという見解を示した。虞駿氏はまた、無限に広がる宇宙で、ほんの小さな宇宙船1機が放った信号が宇宙人に文明的に受信される確率は極めて低く、真の意義において宇宙人を探索する方法とは考えられないと語った。
虞駿氏はまた、次のように指摘した。ホーキング氏の以前の考え方は人類が主体的に信号を発信し、平静を乱して宇宙人の注意を引くというもので、「わざわざオオカミを部屋に入れる」危険性がある。一方で、今回の探索計画では、人類は暗所に身を隠し、電波望遠鏡とアンテナを用いて、その他の知的生命体が発する信号を探し、受信する。「宇宙人を探し出したとしても、相手側に我々の存在はわからない。」と語った。
虞駿氏は「宇宙人と文明的に交流することは、まだまだ先の長い話しだ。」と述べた。
(新華網日本語)
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