中国国家海洋局は22日、南海の海洋資源の開発や科学研究、航行安全などに対する公共サービス保障能力が不足していることを受け、これらの能力を高めるための計画作りに着手することを発表しました。
国家海洋局は2016年から2020年までの第13次5カ年計画期間に、海洋科学研究センター、海洋生物の標本館と遺伝子データベース、島嶼の生態観測ステーションなどを建設することにより、南沙諸島とその周辺海域の保護、利用と管理のレベルを高める計画です。また、海上の風力発電や潮汐発電、波力、海洋バイオマスなど再生可能なエネルギーの利用を推進することにしています。
国家海洋局はまた、地域協力を強化し、公共サービスを提供することは「海洋法に関する国連条約」「海上における捜索および救助に関する国際条約」「生物多様性条約」など多くの国際条約によって義務付けられていると強調しています。
(中国国際放送局)
推薦記事: