運営がスタートしてから3カ月しか経っていないユニクロの京東旗艦店が20日に閉鎖された。通信販売事業の戦略調整を受けてのことという。京東は「遺憾だが理解している」とし、今後の協力の可能性は否定しなかった。なお、ユニクロの天猫旗艦店は現在も運営が続けられている。「北京商報」が伝えた。
注目すべき点は、ユニクロが京東プラットフォームでの3カ月の運営で予想を上回る業績を上げながら、通販事業の戦略調整を受けて突然閉鎖を決めたことだ。業界はこの件に注目している。
京東によると、ユニクロ旗艦店が正式に運営をスタートして以来、質の高い商品と京東の優れたショッピング体験の融合が消費者に好評で、開店1カ月目の売上高は目標の2倍にも達した。4月には、京東集団の劉強東最高経営責任者(CEO)とファーストリテイリンググループの上席執行役員でユニクログレーターチャイナCEOの潘寧氏が、コラボレーションTシャツを着てユニクロの京東出店を宣伝。京東はユニクロ旗艦店に倉庫から物流まで全プロセスをカバーするサービス面での支援と、コンピューター端末やモバイル端末など全ルートをカバーする運営面での支援を提供するとした。サービス面では、京東は上海にユニクロ専用倉庫を設置し、容量1万平方メートルを超える巨大倉庫で最大100万枚の在庫を可能にした。
ユニクロは京東で倉庫や配送などのサービスを受ける初のブランドメーカーとなった。潘氏は契約調印時、「ユニクロの京東旗艦店のオープンは、ファーストリテイリングの通信販売事業の発展が新たな起点に立ったことを意味する」と述べていた。
(人民網日本語版)
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