中国ネット通販サイト最大手のタオバオ(淘宝網)は13日、とドラえもんの中国大陸における著作権総代理である艾影(上海)商貿有限公司とブランド協力協定を結んだ。杭州の阿里巴巴(アリババ)西渓園区では、双方の提携に関する記者会見が行われ、タオバオの張勤副総裁が「ドラえもんは、タオバオのイメージキャラクターとなる。タオバオはドラえもんの中国大陸区における唯一の協力パートナーだ」と述べた。中国新聞網が伝えた。
艾影(上海)商貿有限公司市場部総監の王愛娟氏は「タオバオから協力の話があったとき、我々もとても嬉しかった。タオバオの特徴を完璧に体現できるキャラクターや人物は、ドラえもんを置いて他にないと思った」としている。
張副総裁は、「ドラえもんとタオバオは、『暖かみ』と『ユニバーサル(普遍的・万能)』という2つの共通した特徴を持っている」とした。
最新のタオバオ・ビッグデータによると、ドラえもんはタオバオにおいて最も人気のあるキャラクターであり、関連商品の販売量は長年トップを維持している。特に女性からは「何でも叶えてくれる、やさしい」といったイメージが人気で、女性購入者の割合は男性を大きく上回る。関連商品の中では、ぬいぐるみやTシャツが人気という。購入者の年齢層は80年代生まれ、90年代生まれが中心だが、高齢者もいるという。
張副総裁によるとタオバオは今後、毎年「ユニバーサルウィーク」と題する活動を開催する。第1回となる今年は7月15日から21日にかけて行われ、ドラえもんとコラボした「22世紀ユニバーサルストア」をオープン。タイムマシンや暗記パン、タケコプターなど、未来の「ひみつ道具」を販売するという。
張副総裁は「タオバオはドラえもんをイメージキャラクターに起用すると共に、ブランドシェアリング計画も立ち上げた。基準を満たすタオバオショップは審査を経て、ドラえもんの画像を商品開発・広告などに使用することができる」と語った。
(人民網日本語版)
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