【新華社ワシントン7月16日】米議会・下院議長で、共和党のベイナー下院議員と上院多数派の指導者、共和党のマコネル上院議員は14日同時に発言し、オバマ大統領がイランの核問題をめぐる交渉で以前の既定の目標を捨て去り、イランの合意達成に意図的に同調したと批判した。
ベイナー議員は当日声明を発表し、「米国民衆と私たちの盟友は、オバマ大統領が約束を守るのを期待していたが、大統領は自分の定めた目標を放棄した。」「合意では中東地域の核兵器拡散を阻止しなかっただけでなく、世界規模での核兵器競争も引き起こした。」と述べた。
マコネル議員はオバマ大統領はイランの核計画の停止という米国の趣旨から出発しておらず、イランに最も受け入れられる合意を得るために、逆に多くの譲歩を行ったと批判している。議会ではこの合意ついて公聴会を開催し、オバマ政権が合意に達するために行った「妥協」について重点的に研究する見通しだ。
米議会は60日以内にこの合意内容を審査し、また採決を行う。議会の上下両院は目下、いずれも共和党にコントロール されているという。
(新華網日本語)
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